あおいとり ニコのぼうけん

おおきなそらに、ちいさな あおいとりさんがいました。

あおいとりのなまえは ニコ。

ニコは、まいにち おそらをひとりでとんでいました。

いっしょにそらをとんだり、おはなしができる
おともだちがほしいなあ、と おもっていました。

あるひ、ニコが おそらを とんでいると、
きらきら ひかる なにかを みつけました。

「あれは なんだろう？」

ニコは ドキドキしながら、
ひかるほうにちかづいていきました。

そのはなは、いままで ニコが みたこともないくらい、きらきらとかがやいていました。

ニコは おどろいて、まわりのとりたちをみました。

みんな うれしそうに、はなを みていました。

ニコが おそるおそる、かがやくはなにちかづいていくと、となりから ちいさなとりさんが こえをかけてくれました。

「このはなはね、みんなをえがおにするんだよ！」

ニコは とっても うれしくなりました。

あたらしい おともだちが できたのです！

ニコは、みんなと いっしょにわらいました。

きらきら かがやくはなをみて、
みんなの こころもあたたかくなりました。

ニコは もうひとりぼっちじゃありません。

さあ、あしたは みんなでどこにとぼうかな？