くるまのプップとひみつのトンネル

くるまのプップとひみつのトンネル 001

3D Bookで読む

画面のフルサイズで読むことができます
ページをリアルにめくる感覚で読むことができます(スマホでは横画面でお読みください)

くるまのプップとひみつのトンネル

音声ガイドで読む

あるまちに、あかいちいさなスポーツカーのプップがいました。

プップはいつも、げんきいっぱいにまちをはしりまわるのがだいすき!

「ブッブー!きょうもいいてんきだね!」と、
まいにちごきげんでした。


あるひのこと、プップがいつもはしっているみちではない、わきみちにはいってみると、みたことのないふるいトンネルがありました。

「あれ?こんなところにトンネルがあったなんて!」

プップはドキドキしながら、トンネルのおくをのぞきました。


トンネルのなかは、まっくらでひんやり。

「ちょっとこわいけど、なんだかわくわくするぞ!」

プップはゆうきをだして、ゆっくりとすすみました。タイヤがゴトゴトとおとをたて、ライトでくらやみをてらします。


トンネルをぬけると、そこにはみたこともないくらいすてきなおはなばたけがひろがっていました!

いろとりどりのおはながキラキラかがやき、
チョウチョがひらひらまっています。

「わぁ!なんてきれいなんだ!」

プップはびっくりして、しばらくそのばにたちつくしました。


プップはおはなばたけのなかを、
ゆっくりとはしってみました。

おはなのかおりがかぜにのって、

とってもきもちがいい!

たくさんのチョウチョがプップのまわりをとびまわり、まるでかんげいしてくれているみたいです。


ゆうがたになり、プップはまたトンネルをとおっておうちにかえりました。

「きょうはさいこうのぼうけんだったな!」

プップは、またいつかあのひみつのトンネルをくぐって、あたらしいばしょへいってみたいと、

めをキラキラさせていました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました