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くるまのプップとひみつのトンネル
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あるまちに、あかいちいさなスポーツカーのプップがいました。
プップはいつも、げんきいっぱいにまちをはしりまわるのがだいすき!
「ブッブー!きょうもいいてんきだね!」と、
まいにちごきげんでした。

あるひのこと、プップがいつもはしっているみちではない、わきみちにはいってみると、みたことのないふるいトンネルがありました。
「あれ?こんなところにトンネルがあったなんて!」
プップはドキドキしながら、トンネルのおくをのぞきました。

トンネルのなかは、まっくらでひんやり。
「ちょっとこわいけど、なんだかわくわくするぞ!」
プップはゆうきをだして、ゆっくりとすすみました。タイヤがゴトゴトとおとをたて、ライトでくらやみをてらします。

トンネルをぬけると、そこにはみたこともないくらいすてきなおはなばたけがひろがっていました!
いろとりどりのおはながキラキラかがやき、
チョウチョがひらひらまっています。
「わぁ!なんてきれいなんだ!」
プップはびっくりして、しばらくそのばにたちつくしました。

プップはおはなばたけのなかを、
ゆっくりとはしってみました。
おはなのかおりがかぜにのって、
とってもきもちがいい!
たくさんのチョウチョがプップのまわりをとびまわり、まるでかんげいしてくれているみたいです。

ゆうがたになり、プップはまたトンネルをとおっておうちにかえりました。
「きょうはさいこうのぼうけんだったな!」
プップは、またいつかあのひみつのトンネルをくぐって、あたらしいばしょへいってみたいと、
めをキラキラさせていました。


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